モールス〈マット・リーブス監督〉ねたばれ&感想
クロエ・グレース・モレッツの幼少期の映画なんですね。彼女のことは「キックアス」での印象が強いのと、「彼女が目覚めるその日まで」で昏睡状態になり続ける病気(?)を持った少女を演じていたのを思い出しました。後者の映画はまだ見れていないんですが、ホビットでトーリン・オーケンシールド役を務めたリチャード・アーミティジに一時期ハマって、その時調べてでてきた映画だったっていう( ´∀` )
今度機会があれば見てみたいです。
話がそれましたが、今回観た映画は「モールス」
ホラー、サスペンス。一言で言うと”意外”でしょうか。
出演者、予告編なしの初見で鑑賞しました。最近は外れの映画を最後まで見る元気がなくて、一時間半でちょうどいいホラー映画を無意識に選択しました。
誰かが救急車で運ばれていくシーンから始まり、パトカーと思われる車内から前方を走行する救急車がみえるのですが、その合成感といったらB級の匂いがすごくて、早速萎えてしまいました。
中心登場人物は、顔立ちが特徴的なオスカーと、クロエ・グレース・モレッツが演じる謎の少女アビーです。
12歳のオスカーは体が小さく、学校で「女の子」と呼ばれいじめられ友達もいませんでした。ある日、隣の部屋に、父親らしき男性に連れられ、引っ越してきたオスカーと同い年のアビーは、靴を履いておらず、オスカーは最初、不信感を抱きました。アビーが自分と同じで孤独だと知り、心を開いて接していきます。
あるとき、オスカーは二人で誓いを立てようとアビーを誘います。オスカーが親指を切ったのをみて、アビーは豹変し、地面に垂れたオスカーの血を舐めます。アビーは人間の血を吸収して生きるヴァンパイアだったのです。アビーの姿はあどけない少女ですが、実際は何十年も変わらない姿で生きていたのです。父親らしき男性も、父親ではなく、アビーの恋人(?)で、男性が子どものころからアビーと一緒に暮らしていたのです。オスカーは彼女の正体を知り、驚き、一度は拒絶しましたが、男性が事故で亡くなり、身寄りのなくなった彼女を受け入れいます。
アビーがオスカーのもとにやってきて、「中に入れて(Let me in)」というのですが、これが原題のようです。
なんていうんでしょうね、怖いんですけど、最後まで観てこれは恋愛映画だったのかなって思います。
最終的に、オスカーはアビーを連れて、子どもだけで家を出るんですが、アビーはこんな感じで、何人も子どもの恋人を作って、何十年も生活してきたんでしょう。
どことなくハリウッド感のある、普通の映画だなと思いましたが、最後まで楽しめたので自分的には高評価ですね。